「写真は世界の断片を収集し、世界を模写する。多くの写真が氾濫する今日、写真について語ることは世界について語ることだーー」
写真というメディアの氾濫が社会や文化、人間の感受性に及ぼす影響を考察した論考集。ダイアン・アーバス、ウジェーヌ・アジェ、スティーグリッツ、アウグスト・ザンダーなどの作品を辿りながら、写真が単なる記録としてではなく、写真を鏡としてアメリカの社会や文化をを照らし出し、倫理や権力と結びついた存在であることを読み解いていく。本書が執筆されたのは1970年代。しかし、SNSやスマートフォンの普及によって誰もが日常的に写真を撮り、発信する現代社会においてますます切実な意味を持ちはじめています。
発行: 晶文社
発行年:2026年
サイズ:四六判
ページ:264p