列島の北の果て、文明の行き止まりとされたこの地は、松尾芭蕉が徒歩旅行でたどり着いた北の到達点であり、異国から来訪する者たちの玄関口でもありました。日本海の険しい波と深い雪に閉ざされ育まれてきた、独自の哀愁と幻想。そこから生まれゆく澄んだ精神と数々の魅惑的な異形のものたち。美術史家・写真評論家の伊藤俊治さんが、故郷である秋田を巡りながらその風土の深層へと分け入り、孤高の風景の輪郭を浮かび上がらせます。未だ知ることのなかった東北・秋田に触れる特異な日本文化論。
写真:石川直樹
発行:亜紀書房
発行年:2024年
サイズ:A5判
ページ:320p+カラー64p