フランス・ブルターニュ地方の漁師町で暮らした孤高の詩人、ジョルジュ・ペロス。孤独を渇望し、自らの内に小宇宙を築き続けたペロスは、哲学者・作家であるジャン・グルニエを敬愛しながらも離れていく、不器用や生き方しかできなかった。そんなペロスの精神に共鳴し深い信頼を寄せる著者が、なぜこれほどまでにペロスの言葉に惹かれるのか、その光源を自ら探る渾身の長編エッセイ。
装画はジョルジュ・ペロスによるコラージュ作品。大幅加筆された、20年ぶりの新装復刊です。
「声を失ったあとペロスは、もう言葉の海で泳ぐことができないと書いた。しかし彼にとって、海は最初から泳げない場所ではなかっただろうか。海の中では呼吸ができない。孤独はこの世で「息をする」ための大前提だったーー」
発行:白水社
発行年:2026年
サイズ:新書判
ページ:414p