な喫茶店、ふと訪れた書店、歌を歌った場所。吉祥寺、高円寺、京都、栃木、ヘルシンキ…それぞれの土地で出会った人びとの営みと出来事、自身の心の変遷が綴られています。街を思い、人を思い、過去を思って、今日もまた生きていく。時に頼りなくとも逞しく進む姿が胸に響きます。(装画:市村柚芽)
「ーーでもそんな独りよがりの感傷が時折、顔を出しても、恥じることはない。思い出すことで今を生きていけると本気で思えるときがいままでに何度もあった。
僕たちはセンチメンタル過多だ。猫背の背骨には大抵感傷がへばりついている。」
発行:本の雑誌社
発行年:2026年
サイズ:四六判変型
ページ:200P