草花を愛したチェコの作家、カレル・チャペックが記す、園芸家の情熱と幸福に満ちた一年。
季節や天候、水や土を相手に奮闘する園芸家のくらしを、風刺を交えながらユーモアあふれる文体で描いています。
カレルにとっての園芸は、不条理な現実からひととき逃れ、自然のきらめきの中に身を置けるかけがえのない時間だったことでしょう。
「われわれ園芸家は未来に生きているのだ。バラが咲くと、来年はもっときれいに咲くだろうと考える。
ーー本物、いちばん肝心のものは、わたしたちの未来にある。新しい年を迎えるごとに高さとうつくしさがましていく。ありがたいことに、わたしたちはまた一年歳をとる。」
発行:中央公論新社
発行年:2020年
サイズ:文庫判
ページ:240p