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奥山淳志|カナシイホトケ

3,740円

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「祭礼は遠い過去からするすると伸びてきた一本の細い糸のようなものだ。…進む時代のなかで、この営みがときに途絶えてしまうこともあるだろう。しかし、それを失うことで何かを得ることができたとするとどうだろう。役割を終えた古い道具を置いて、新しい道具を手にしたとき、視界の先では新たな世界が広がりはしないだろうかーー。」 古い道具を置いて、新しい道具を手にすることは決して簡単ではない。奔流そのもののような時代のなかで、変わりゆく精神のありようを、消えゆく光景を目の当たりにし、私たちはそれら営みの終焉をただしく見送ることができるのだろうか。そこには抱えきれないほどの感傷や逡巡が生まれるだろう。岩手県に移住して20余年、東北の祭礼を訪ね歩く旅を続けてきた写真家の奥山淳志さんは、遠い時代の人びとが創り出し、はるかな時間受け継がれてきた祭礼と、そこで生まれた豊穣な物語が消えゆこうとしている光景に出会う。死と生、常世と現世、伝統と再生が交錯する土地で出会った、東北という地とそこに根差した人びとの姿が静かな筆致で綴られる。 発行:みすず書房 発行年:2026年 サイズ:A5判変型 ページ:304P

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