カフカ、ベンヤミン、ゼーバルトなど、多くの作家を魅了してきたスイスの作家、ローベルト・ヴァルザー。晩年、精神を病んだヴァルザーが暮らしていた病院に定期的に訪れていた数少ない人物のひとりが、作家・ジャーナリストのカール・ゼーリヒでした。この本には、ヘリザウの病院をを起点に、ヴァルザーと連れ立って散策へと出かけた足跡が記録されています。1936年7月の最初の散策から始まり、1956年12月の帰らなかった最後の散策まで。ヴァルザーの深い洞察とみずみずしい思考がきらめく、二人の散歩の記録。
発行:白水社
発行年:2021年
サイズ:四六判
ページ:274P