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駒沢敏器|ボイジャーに伝えて

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1977年に地球を出発し、太陽系の外へと飛び出した無人島宇宙探査機ボイジャーは今も漂い続け、星間空間が奏でる音を聴いているという。 フィールド・レコーディングを生業としながら、音の向こうの世界を見出そうと旅に出た公平と、それを見送るレコーディングエンジニアの恭子。公平から送られてくる行く先々で収集した自然の音像は、いつも風景に宿るなにものかを写し出し、時にその領域へと入り込んでしまうようだった。そして旅はやがて日本の南端である沖縄へとたどり着く。公平は、帰還することなく飛び続けるボイジャーと同じようにどこへも帰らないのだろうか。帰るべき場所へ辿り着くのだろうか。ふたりは互いの存在をとおして、自らの歴史的と在り方に向き合っていく。 世界中をめぐり、土地土地の姿を鮮やかに描いてきた慧眼の作家、駒沢敏器さんが遺した幻の長編小説。 「何がどれだけ残っているのか、それを知らないと、何かがなくなったことにさえ気がつかないだろう?だから行くんだ。」 発行:風鯨社 発行年:2022年 サイズ:四六判 ページ:448p

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