詩歌を中心に活動する白鳥央堂さんによる連作短歌集。
モチーフとして全編に登場する日時計は、悠久の時の流れと、自らの存在のあとにも続いていく世界を象徴するかのよう。時間の層、季節の風景、子どもの姿。私的で日常的な主題をモチーフとしながらも、どこか幻想的で危うい美しさを孕んでいる。端正な孤独をまとう33首。
夜道ゆくみたこともなき日時計の針のすべてが生くるわれなり
ふれるごと双眸抜くしわれらみな死の姉として抱く冬銀河
ついにちいさな百葉の箱へ想像ではいつもうつくしい秋の国だった
発行:想像星座群
発行年:2025年
サイズ:A5判
ページ:29p