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グレイス・M・チョー|戦争みたいな味がする

3,080円

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日本生まれのコリアン女性である母の人生を動かしてきたものたちを、娘の目をとおして綴った回想録。朝鮮戦争で父と兄を失い、生き延びるために渡米し、その新天地でも苦難の日々を送っていた母。戦争、植民地化、性暴力、人種差別…。常に暴力の支配に晒されてきた母にとって、料理は生きる術であり、抵抗の手段でありました。そんな彼女が生き延びることを諦めたとき、料理も食べることも放棄してしまいます。なぜ母の心は崩壊してしまったのか、絡れ、消されてしまった過去を紐解きながら、母の傷と病の根を辿っていく。そして今度は、病んだ母に娘が料理を作るようになり、故郷の味を、思い出の料理を、失われた記憶を、聞いてもらえることのなかった声を、掬い上げていく。 暮らすこと、食べること。あたりまえの営みを獲得するために、どれほどの壁を乗り越えなければいけなかったのだろう。大きな歴史のなかで語られてこなかったひとりの人の人生を、いま手繰り寄せる。 発行:集英社 発行年:2025年 サイズ:四六判 ページ:440P

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