「小屋の何処にいてもそこが自分の居場所として感じられるーー」
1957年に建てられた、長野県中部の霧ヶ峰高原にある山小屋「クヌルプ・ヒュッテ」。2017年に開設60周年を記念して刊行された名作が、このたび文庫版として復刊されました。
山小屋の名前「クヌルプ」は、ヘルマン・ヘッセの同名の小説の主人公の名前に由来します。戦時をかろうじて生き延びた山小屋の松浦夫妻の生い立ち、出会い、手仕事の数々、そこに集う人々との思い出…。鬱蒼とした森の気配と差し込む陽の光、柔らかなランプの灯り、受け継がれていくもの。変わりゆく時代の中で山とともに育まれてきた、「クヌルプ」をめぐる幾重の物語が綴られています。
編:エクリ/写真:野川かさね/挿画:伊藤弘ニ
発行:エクリ
発行年:2025年
サイズ:文庫判
ページ:195p