西川美和監督による今秋公開となる映画「わたしの知らない子どもたち」の原案小説。
音楽家の父のもとでピアノに親しんで育った琴子は、戦争で家を焼かれ、身寄りをなくし、孤児の仲間たちと生活を共にするようになる。危険な現実から逃れ、生き延びるために自らの性別を隠し少年として生きることを選んだ琴子の人生は、戦争によって運命を大きく変えられた人びとの姿は、どのようなものだったか。悲惨な状況をつくりだした社会への問いかけと共に、映画では語り得なかったいくつもの物語が連なっていく。戦中・戦後を子どものまなざしから描いた圧倒的長編。
発行:palmbooks
発行年:2026年
サイズ:四六判
ページ:352p