これまで植物や生態系を題材に生の変様を哲学してきた著者が辿り着いたのは「家」でした。引越し、浴室、キャビネット、廊下、キッチン、ペットや家族写真…。家の中を回遊しながら短篇的に思考を繋ぎ、家の様相を内側から構築していきます。単に「雨風を防ぐもの」でも、「所有された空間」でもなく、家の中のさまざま住人たちが混ざり合いながらメタモルフォーゼが繰り返される家、幸福の実験場である家についての哲学的エッセイ。
装画:きたしまたくや〈家を開く〉
発行:勁草書房
発行年:2024年
サイズ:四六判
ページ:196p