人の世界はモノローグではなくダイアローグでできている。他者とのつながりをなくしては生きられない私たちは、時にそのつながりの間で右往左往してしまいます。
心の中の他者をつくる想像力、隠しておきたいことをそのままに受け入れること、わからなさが世界を彩っていること、自分には見えていない世界があると認めること。
自己と他者、自己と自己のあいだで絡まる糸を、少しずつゆるめていくにはどう考えたら良いか。著者の豊かな経験と秀逸な引用が易しく導びきます。こんなに軽やかにつながりをつくることができたら、見える世界が変わるのではないでしょうか。
"つながりたいというのは、人間の基本的な欲求だ。人はつながることによって、さまざまな困難を克服してきた。しかし、過剰なつながりは、かえって人を不自由にする。"
発行:創元社
発行年:2023年
サイズ:四六判変型
ページ:160p