14歳の時に知覧の特攻平和会館を訪れてから、戦争体験と記憶の継承をめぐる問いに心を寄せ続けてきた著者。第二次世界大戦末期に戦没した出征前夜の学徒兵たちが遺した言葉へ、今を生きる自分から返事を綴る。「国のため」に旅立った彼らは、本当はささやかな日常のつづきを生きたかっただけではなかったか。途切れてしまった日常のその先に生きる私たちは、何を受け取り、どうやって手渡していけるのだろう。かたちのないこの大切な問いが消えてしまわないように綴られた、新たな記憶の継承を試みるエッセイ。
発行:いい風
発行年:2026年
サイズ:B6判変形
ページ:144p