被爆県生まれである作者のtanamaさんは、幼い頃からの平和教育によって、間接的な原爆の体験といってもよい感覚を持ちながら過ごしてきました。けれども東京に移り住み、東京で暮らす被爆者たちに出会ってからは、どこか触れがたいものとして感じていた8月への感情に変化が芽生え始めます。痛ましい体験を超え、わたしたちと同じ日常を生きる彼らの姿はいきいきと輝いていました。戦争が終わってから生まれた私たちは、積み重なっていく時間のなかで何を見つめ、何を為すことができるだろうか。他者への、未来への想像を促す、今を生きる彼らのポートレイト。
発行年:2025年
サイズ:220×148 mm
ページ:160P