北海道の小さな丸太小屋で、自給自足の生活を営みながら絵を描いていた井上弁造さん。写真家の奥山淳志さんは、14年間の四季を通じて弁造さんのもとに通い、その姿を写真におさめてきました。
弁造さんが「庭」と呼ぶ自給自足の実践場と、生活に必要な物だけで構成された小屋の不思議な心地よさの中で紡がれた、「生きること」の思い。
人が人と出会い、交錯していくことの豊かさに心が揺さぶられる、24篇のストーリーと40点の写真が編まれた写文集です。
発行:みすず書房
発行年:2019年
サイズ:A5判変型
ページ:328p