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土井礼一郎|義弟全史

1,980円

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こちらの縮尺の感覚に不安を覚えるような大きさへの執着。自他の境目も、人間と虫の境目も、意識と実態の境目も、どれも判然としない。解体し暴かれゆく現実と、謎めいた不条理な物語が、どうしてだろう、強くこころを捉えて離さない。義弟とはだれなのだろう。はちがついつかとはいつなのだろう。すぐそばの世界の崩壊を予感させる、土井礼一郎さんの第一歌集です。 栞文:平井弘/大森静佳 貝殻を拾えばそれですむものを考え中と答えてしまう ひからびた義弟たちを折りたたむしごとさ 驚くよ、軽すぎて ほおぼねを指で辿ってゆく先におでん屋がある白い暖簾の 建て替えるたびに小さくなる家のいちばん奥に眠る父親 みな脚に小さなバネを埋められるどうしてもとりだせない軽い 発行:短歌研究社 発行年:2023年 サイズ:四六判 ページ:132p

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