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藤原辰史|縁食論 孤食と共食のあいだ

1,870円

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「分解の哲学」「ナチスのキッチン」などの著書を上梓している、農業史・食の思想史の研究者 藤原辰史さん。 食べるという基本的な人間の行為を軸に、他者とのつながりが生まれほどけていくゆるやかな場所。「縁食」という新しい概念を用いて、現代の多くの「食」の問題を考えます。 孤食と共食、貧困や飢餓、インドの無料食堂、 死者との食事、アウシュビッツの縁食… 藤原さんの朗らかな語り口の端々に見える、どうにかしたい、という思考の底力。時代や土地を越えた大きな視点から見えてくる「食」のかたちを、今こそ考え続けたいと感じます。   「共食は、ほかの動物にはほとんど見られない行動である。 ーーつまり、人間が、動物でも植物でもなく人間である、ということを絶えず証明し続ける重要な機会のひとつを、私たちは停止している。「これが人間か」と自問しなければならないほどの悲しみや苛立たしさが、医療現場や介護現場でつぎつぎに抱かれているにもかかわらず。」 発行:ミシマ社 発行年:2020年 サイズ:四六判 ページ:192p

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