京都府中西部、霧の都とも呼ばれ晩秋から早春にかけて深い霧が発生する街、亀岡。そんな霧の都の風景を象徴する「農機具小屋」をリサーチした本。
独自にネーミングした各小屋を、限られたスペースに詰め込まれた機能美や建築的な技術、景色との親和性などにフォーカスしながら、小屋の魅力をくまなく紹介しています。見ているうちに無骨で無口な小屋たちのしずかな息づかいが聞こえてくる、小屋への愛情にあふれた一冊です。
「働く小屋 農小屋は大抵は田畑を守り世話する農夫が自分たちの手で建て育てている建築であり見方を変えると労働の芸術だ。」(まえがき)
開いて立てると一寸勾配の切妻型の小屋になる造本。
発行:一般社団法人きりぶえ
発行年:2020年
サイズ:四六判
ページ:128p