








車掌勤務の傍ら、休日を利用して各地へ収集の旅に出ていた井上重義さん。集めたたくさんの民芸玩具を展示するために私設博物館を開設しました。
世界各国から集合した玩具たちは、見たことのない姿をしていながらも、どこか懐かしく、いっぱいのぬくもりを感じます。
産地独自の特色、人の手によって生まれた造形物がいよいよ居場所を失くしていくこの時に、世界の造形文化をめぐり、各地の風土、信仰や神秘に触れる貴重な機会となる一冊です。
発行:大福書林
発行年:2020年
サイズ:B5判変型
ページ:160p