コーヒーミルやドアノブ、パタパタ時計、鉛筆削り、熊のぬいぐるみ…。著者は、捨てられはしたけれど破壊はまぬかれた、近い過去の生活用品の独特の表情に惹かれ続けてきたという。この本には、フランスの古道具屋や蚤の市で出会ったものたちに刻まれた時間や秘められた物語が綴られている。手にしたものたちから空想をひろげ、背負ってきた過去をひもとき、紡ぎ出された物語によって再び息を吹き込む珠玉のエッセイ集。
著者が撮影した写真62点と、片岡義男さんとの往復解説を収録。
発行:白水社
発行年:2026年
サイズ:新書判
ページ:300p