★『星の時』映画公開記念★
翻訳者 福嶋伸洋さんによる選書フェア
ブラジルは貧富の格差が大きな国です。『星の時』のマカベーアは、貧しく学がないとはいえ、事務所でタイピストの仕事を持てていることを考えると、最貧困層ではなく、まだ恵まれた立場にあると言えます。単純な肉体労働しか仕事がなく、ドラッグの密売やギャングの暴力が身近な、リオデジャネイロのファヴェーラに暮らす最貧困層の若者たちをリアルに活写した短篇集『太陽に撃ち抜かれて』には、リスペクトル作品には掬い取られていない、ブラジル社会の深刻な一面を垣間見ることができます。(コメント:福嶋伸洋)
発行:河出書房新社
発行年:2026年
サイズ:四六判
ページ:176p