




SOLD OUT
「そんな風に、伯父さんはぼくにとって、とても大きな存在に思えた。でも、それは錯覚ではなかったのだろうか。」
フランスを代表する映画監督であり、喜劇役者でもあるジャック・タチの名作映画『ぼくの伯父さん』のノベライズ版。待望の初邦訳が刊行されました。
8歳だった「ぼく」が大人になり、あの頃、風変わりなユロ伯父さんと過ごした日々を回想する物語。子どもの頃に駆け回った"小さな界隈"の出来事は、どうしてあんなに魅力的だったんだろう。少年と大人のあいだを行き来しながら、無秩序で温もりのある世界のことを想います。
タチの映画のポスターイラストを手掛けていたピエール・エテックスによる線画のイラストも魅力的な一冊。
発行:アノニマ・スタジオ
発行年:2022年
サイズ:B6判
ページ:256p