「わたしは子ども時代に失ったものや、手に入らなかったものを、ひとつひとつ回収しながら生きてきたが、どんなに最強のわたしになっても、現実には帰れない時間や、場所がたくさんある。そついうことを、身体の奥深くから感じていたーー」
自身のジェンダーやコンプレックスをめぐる生きづらさと向き合い、世間の既成概念に問いを投げかけてきた"少年アヤ"改め松橋裕一郎さんのエッセイ集。
不審な来訪者、引越し、パートナーと新しい暮らし、友人の子どもの成長、ぎっくり腰、コロナ疾患、鬱。恋人、家族、友人との交錯、生きることの喜びと苦悩のなかで悶えながら綴られた、それでも生きるひとりの人間の果てしのない存在の記録。
発行:rn press
発行年:2026年
サイズ:四六判
ページ:256P