



短歌をより身近に感じてもらおうという想いから生まれた、最注目の歌人10名による書き下ろしの新作短歌アンソロジー歌集。気鋭の数首のなかに、各々の世界が立ち現れます。
わたしはいつもみんなより先に死んでしまい頼られることは少ない(野村日魚子)
はずかしい もうたたかいたくありません 穴があったら埋めてあげたい(鳥さんの瞼)
また同じさびしさだでもこれをさびしさだとだれが決められようか(染野太郎)
背を向けて歯軋りお父さんよりもお母さんに似てる爪の形(手塚美楽)
発行:書肆侃侃房
発行年:2024年
サイズ:四六判変型
ページ:112p