私たちは生きているあいだ「さみしさ」から逃れることはできない。私たちは一生懸命にさみしさから逃げようとするが、果たして「さみしさ」は悪いことなのだろうか。
孤独とさみしさ、さみしさの無機質さ、愛のさみしさ、旅のさみしさ、夏のさみしさ、ぬいぐるみのさみしさ…。私たちの生を彩るかまざまなさみしさを探究し、さみしさと共にあるために何ができるか、さみしさを味わい、さみしさを愛するための手がかりを考える。
「さみしさは共有できない。けれど、そう感じているいろいろな人々の表現をたどりながら、私はさみしさの小さな共同体を、この本の中に見つけたい。そうすることで、さみしさをもっと味わえるようになるはずなのだ。それが、さみしくないことを可能にするかもしれない。」
発行:創元社
発行年:2026年
サイズ:四六判
ページ:244p