日本とルーマニア、2つの母国のあいだで自身のルーツを探り続けてきたスクリプカリウ落合安奈さん。COVID-19によって世界が閉ざされていき、国境を接するウクライナの戦況に対する不安が増す中、これまで深く触れてこなかったもうひとつの故郷ルーマニアへと向かいました。本作は冬から始まったこの滞在で撮影した写真群で構成されてされています。ルーマニアと土地と信仰に根付く営み、人びととの邂逅、自然との呼応。季節をめぐり、捉えたひとつひとつのシーンが、それぞれが宿す物語と自身の起源を照らし出す。写真の合間に留められたひとひらの詩文が作者の機微を表しています。
発行:赤々舎
発行年:2026年
サイズ:255×189 mm
ページ:240P