「ーーその経験は、私の中にひとつの発見を与えた。わからないことだらけの世界でも、わかることを書いていたら、とりあえず生きていける。その日から「書く」行為は、私にとって生きていくために必要不可欠なものになった。」
つきまとう希死念慮の衝動に「書くこと」で向き合ってきた著者の土門蘭さん。わからないことだらけで不安と恐怖が心の中に広がっていく世界のなかで、唯一わかることは自分のことだった。書くことで自らの輪郭を取り戻し、救われてきた、その一つの条件は「ほんとうのこと」だけを書くこと。ほんとうのこととは何か、どうやってほんとうのことを掴み、言葉にするのか。身体性を伴う書くという行為、その自由、読むことと読まれること。自分を知り、世界を知っていくことと繋がっていく「ほんとうのことを書く」とは何かを紐解いていく。
発行:ダイヤモンド社
発行年:2026年
サイズ:四六判
ページ:248p