ちちんぷいぷい、アブラカタブラ…幼い頃の私たちにとって身近なものであったさまざまな呪文。そもそもこれらは何なのだろうか。単に言葉の羅列に過ぎないのだろうか。神聖なものとして、秘密の伝承として、時に深い追求が憚られる呪文。その正体はあまり明らかにされていません。
本書は、東欧在住20年の言語学者が、魔女大国と言われるルーマニアの民間伝承や実体験を紐解き、“呪文”という言葉の正体に迫ります。日本の呪術である「まじない」や、文字が記された紙片が入れられている「御守り」など、日本の生活文化に根付いている呪文にも通じる、未知の言語学エッセイ。言語学者から魔女へのインタビューを収録。
発行:作品社
発行年:2025年
サイズ:四六判
ページ:256p