人類は「死からの再生」を願い、特別な「しるし」を刻み続けてきました。そのしるしは力強く回転し、邪を祓う光となり、生命力をもたらす「渦巻」。本書では、ヨーロッパの古層ケルト文明から日本列島文明までの「ユーロ=アジア文明」にみとめられる「渦巻」の造形と表象を、芸術人類学の視点から探究する。渦巻や結び目といった生命循環の象徴である紋様に秘められた現象・形象・心象をたどり、人類文化の根源に迫る画期的な考察の書。
"いにしえの人々も現代人も変わらない宿命がある。どんなに人工知能が精密になろうとも、私たちは、人類史の大河をゆく「生身」の一滴であるということだ。異質な文明文化や存在同士の交流によってこそ、新たな生命力が渦巻くのであるーー"
発行:青土社
発行年:2025年
サイズ:A5判
ページ:464P