私たちの関係を祝福する声が
会話のはじまりであってほしい
どうか
あなたたちの声が
生きて
互いを
かけめぐるもので
ありますように
写真家、文筆家として活躍する齋藤陽道さんは、手話を言語とするろう者として、その世界を繋ぐべく多様な表現をおこなってきました。この本は、そんな齋藤さんの初めての詩集です。三次元で飛び交う手話を平面の文字に写しとることの困難と、手話の豊かさを掬いきれないことに逡巡しながらも紡がれたことばが、原風景のように静かに胸に降り積もっていく。ひとりの人間が見つめる世界、感じるこころ、生と死の実感を丁寧に描き出しています。
詩の合間に収められた豊かな黒色のモノクロの写真は、写真家で齋藤さんの妻であるもりやままなみさんの作品。2人の共作もこれが初めてです。ぬくもりある手触りの紙につつまれた、世界を見つめる鋭くやさしいまなざしに出会う一冊。
*1000部限定
*初回入荷分のみ特典ペーパー(もりやまさんの書き下ろしエッセイ)付き。
発行年:2025年
サイズ:B6判変型
ページ:142p