朝のセントラルステーション、カフェのコーヒー、カメリアの花、街角を照らす月の光、窓から見える家々の屋根。架空の町“Harlowe Mere(ハーロウ・メア)”を旅しながら描き留めた112点のペインティングが収められています。誰もいない見知らぬ町はしんと静かで、だけど懐かしくあたたかい気配が漂っています。
旅と記憶を主題に、絵の中を旅するようにたくさんの風景を描いてきた画家nakabanさんの作品集。これまで数多くの絵本を制作してきたnakabanさんですが、本格的な作品集はこれが初めてです。鈍く控えめな色彩と、柔らかいベールを纏うように描かれたモチーフたち。寡黙ながらも胸の奥をそっと揺さぶる作品世界を堪能できる、宝物のような一冊です。
発行:ELVIS PRESS
発行年:2025年
サイズ:210×148 mm
ページ:192