カタリココ文庫10号は、緻密な描法で知られる画家の諏訪敦さんの特集。緻密な描法で、尋常ではないエネルギーと技術を注ぎ込む作品制作は、対象をつぶさに観察し、詳細な取材を通して自身の足下を深く掘り下げることからスタートします。
生・死・身体。「写真みたい」という一言では見えてこないリアリズム絵画表現の深淵と、写真と絵画の両者のあいだにある大きな隔りについて思考する一冊。
"人間はつまるところ、空洞のようなものであるという確信でしょうか。生きている時の充実や脳に蓄積されたはずの膨大な記憶も、死ぬとまるで空気が抜けたかのようです。”
発行:カタリココ文庫
発行年:2022年
サイズ:文庫版
ページ:88p