新しい年にトシガミ様を迎える準備として、家の内外に飾りつける藁でできた飾物である「しめかざり」。神様が占有する場所を示す「しめ縄」の文化から派生したこれらは、俵や舟を模したもの、雨や水の波紋、眼鏡を表したものなどさまざまな形へと派生していきました。通常は紙垂や橙、譲葉、裏白などで彩られるしめかざりを、本書ではそれらの装飾物を取り外した素の藁のかたちに注目し、そこに込められた土地土地の祈りと人びとの願い、しめ縄からしめかざりへの造形的展開を読み解きます。
発行:工作舎
発行年:2025年
サイズ:A5判
ページ:200p