痛みを抱えて生きている人は多い。どこまでもその人ひとりだけのもので、誰かと共有することもできず、人を孤独にさせる「痛み」の景色を、私たちは共に見ることができるだろうか。見つけて、分かち合うことができるだろうか。
20代で難病を患い、長い闘病生活を送ってきた著者が、絶望的な痛みとともに生きてきた体験をもとに「痛い」という感覚に言葉で光をあてる。先天性無痛症や自傷、心の痛み、人種や性差の差別による痛みの軽視など、複雑で多様な痛みについて文学とともに思考する一冊。
「痛みは、人と人を切り離すが、その一方で、人と人をつなぐ力も強いーー」
発行:文藝春秋
発行年:2025年
サイズ:四六判
ページ:320P