"あるいは私の話はあなたにとってどこまでも他者のものかもしれない。自分が何者であるかを知るには、他者の存在が必要だ。自分がなぜそれを「する」のか、「しない」人の話を聞いてはじめてわかることもあるだろうーー"
歌人、小説家、文学研究者として活躍する川野芽生さんが、自身のアロマンティック(無恋愛)/アセクシャル(無性愛)の経験を綴りながら、「あたりまえ」に覆われた価値観や社会規範を揺さぶり、問いを投げかける。恋愛とは何か、セクシャリティとは何か、婚姻制度、友情、孤独について…。人と人の関係性の本質に肉薄し、捉えることの困難な感覚の機微を圧倒的な思考力と筆力であらわしています。自分のことであると感じる人にも、そうでない人にも、関係性を思考する助けとなる大切な一冊。
発行:Little More
発行年:2025年
サイズ:四六判
ページ:280p