みんな、なに食べて、どう生きてるんだろう?
福島第一原発の事故から14年、福島県内を貫く国道6号線(通称ロッコク)沿いの街々を旅して出会った、「食」にまつわる記憶と土地の物語。抜け殻のような町と荒れ果てた森、真新しい住宅とショッピングモール。福島第一原子力発電所が立地するという特殊な背景のもとで暮らす人びとの豊かな人間模様と、味覚とともに呼び起こされる記憶に触れるストーリーが編まれています。福島の日常が食をとおして浮かび上がる、暮らしと記憶のアーカイブ。
作家・川内有緒さんと映画監督・三好大輔さんが国道6号線沿いの町を旅しながら、そこに住む人びとの「食」と「キッチン」を切り口に暮らしを紐解き、書籍とドキュメンタリー映画を制作するプロジェクト『ロッコク・キッチン』。映画制作と同時並行で制作された本書は、2024年10月から2025年8月まで文芸誌「群像」にて連載した全6回のテキストに加筆したものです。
写真:一之瀬ちひろ
発行:講談社
発行年:2025年
サイズ:四六判
ページ:256P