うれしいことのあとには悲しいことがあるし、楽しかったの次の日には嫌なことが待っている。幸せな気持ちは長くは続かないけど、つらいことだって長くは続かないのだ。そんな生きることの干満を脇川さんはよく知っている。壊れそうなこころと測り知れない悔恨を抱きしめるような127首。短歌をつくり始めた19歳の初期作品から最新作品までが編まれた、歌人・脇川飛鳥さんの第二歌集。
あのときのあなたの言葉を守りたい光らなくても嘘になっても
口にする出せなかったことが集められて固まってできたのがわたし
待ってろよわたしは克服して改心することもなく生きる 見ててね
人生で一回だけのきょうの午後なにもおこらないことがうれしい
発行:短歌研究社
発行年:2025年
サイズ:新書判
ページ:80p