物語に登場するのは、スノードームの中のオブジェたち。ペガサスとユニコーンと背の高い木、そして中央にどっしりと置かれた岩。オブジェたちはこのところ「滅亡」についてしきりに話し合っている。なぜなら、3週間ほど前にスノードームのガラスに見つけた傷が、「言い伝え」と重なるからーー。滅亡の噂、大寒波、変化していくもの、ほんとうの自分の姿。少しずつ見えてきたことをヒントに、手探りで世界の輪郭を確かめていく。
「ベルリンうわの空」の著者による、小さな世界の未来を巡る深くやさしいストーリー。ひとつのスノードームの中に、私たちの世界のことが映し出されています。
こだわりの短文構成と挿画にも注目。
発行:生きのびるブックス
発行年:2025年
サイズ:四六判
ページ:116P