自分の足で歩いてゆくということは、風景に敬意を捧げることだーー。
歩くことについて、そして歩くことによって思索を育んだ文学者や哲学者たちについて書かれた33のストーリー。
ニーチェ、ヘルダーリン、ルソー、プルースト、ソロー、ガンディーらにとって、歩くことはスポーツや趣味ではなく、自由の体験であり、風景を包み、包み込まれることであり、孤独と重力を味わうことであり、空想に浸ることでありました。単なる移動手段としてではなく、歩くというそれ自体の行為が生みだした精神と哲学、文学の数々に触れる一冊。
「歩くことによって、人はむしろ、アイデンティティという概念そのものから抜け出すことができる。なにものかでありたいと思う気持ちや、名前や歴史を持ちたいと思う気持ちそのものから解放される。」
発行:山と溪谷社
発行年:2025年
サイズ:A5判
ページ:304p