




ある日、青年アフマドは、鍛冶屋さんで自分の斧にちょっとした冗談のひとことを掘ってもらいます。その冗談が転がるようにおおごとになり、ついに勇士として戦場に駆り出されたアフマド。果たして国を救うことができるのでしょうか…。思わぬ展開に引き込まれていきます。
幾多の戦争の歴史を抱えた国で語り継がれてきた、のんきで愉快なおはなし。ペルシャ語翻訳家の愛甲恵子さんによる軽快な再話と網代幸介さんの奇妙で魅惑的な絵が、物語の世界観をみごとに表しています。
発行:BL出版
発行年:2025年
サイズ:A4判変型
ページ:32p