恋愛と性差の問題を男性当事者の立場から考え、発信してきた清田隆之さん(桃山駅商事)のエッセイ集。性差別的な価値観が蔓延る男性優位な社会構造のなかで、マジョリティ男性として自身に付与された立場と力とどう向き合い、変わっていくか。自身が夫となり、父親となり、暮らしていくなかで考えた、男性性の問題をめぐる現在とこれからのこと。そしてその先にある人間本来の生き方と幸福を探求する。こんな男性が増え、世の中が少しずつ変わっていくことを願います。
「ーー人生の価値は、人生の豊かさは、どれだけ何かに心を揺さぶられたかでおそらく決まる。…だからこそ思う。俺たちは頭で考えてるだけでは変われない。そのためには何かに圧倒され、言葉を失い、放心状態になるような体験を重ねることが重要で、内省も責任も、ケアも覚悟も、抵抗も希望も、きっとそういう時間から生まれるはずだ。」
発行:太田出版
発行年:2024年
サイズ:四六判
ページ:304p