





通り過ぎてしまうようないつもの風景が、ひとたび詩人の目を通すときらきらと輝きを放つものへと変換する。
何も持たず、すべて忘れてしまっても、さいごに残る言葉について考える。それは、瞼の裏に残る光の残像や、草や木の触れる音のようなものと似ているかもしれません。
これまでの詩集やエッセイ、フリーペーパーに掲載された作品と書き下ろし作品が編まれた、西尾勝彦さんの新しい詩集。おだやかな眠りへと誘います。
ここに
今いることの
ふしぎさ
と
うつくしさ
発行:七月堂
発行年:2022年
サイズ:四六判変型
ページ:339p