







-
黒
¥2,530
残り2点
-
白
¥2,530
残り1点
岐阜県郡上市最奥の集落、標高700メートルほどの場所にある石徹白(いとしろ)で暮らしながら、家族で「あわ居」というスペースを営む岩瀬崇さんによる思考の断片が収められています。
石徹白という環境で立ち現れ、自らを変容させ構築していった世界を、さまざまな形態のことばによって定着させていく。信仰対象の共有や属性、傾向の同一性によって成立する共同体が限界を迎えつつある今、それでも私たちが分かち合えるものは何か。旅の記憶、見聞きしたもの、変わりゆく周囲、季節の移ろいや現れる生き物たちについて、蓄積されたことばが溢れるように書き留められた思索の書。
"「さすらいながら住まう」ことが、日常においても成立するようになった時。その時に、人は本当の意味で生活が出来ているという風に言えるのかもしれない。そして、もしかすると旅は、本当の意味での生活が何であるのかを想い出すために、人間に許された時間のことなのかしれない。"
発行:あわ居
発行年:2023年
サイズ:A5判
ページ:180p(スリーブケース入)
*表紙の色は2種類あります