イギリスの労働者階級による保守体制への怒りからはじまったとされるパンク。その背景には、アナキズムやコミュニズム、マルクスの思想、ダダイズムをはじめとした前衛芸術の歴史が刻まれていました。奴隷制から生まれた連帯と抵抗のワークソングからフォーク、スキッフル、ガレージ、パンクへと連綿と繋がっていく運動。全ての人びとが自己を肯定し、各々が持つ可能性が開かれる社会の実現を目指したパンクの思想、私たちを窒息から救ってくれる、知恵と工夫と抵抗の歴史を再検討する。
今を生きるためだけのものではなく、未来は自分たちの手の中にあるという希望を決して諦めない思想を手渡される、画期的なパンクの系譜学。
発行:書肆侃侃房
発行年:2024年
サイズ:四六判
ページ:384p