英国統治下のインド・コルタカに生まれた、詩人、思想家のラビンドラナート・タゴール。神秘的で情熱あふれる詩を母国語であるベンガル語で数多くあらわしました。
ヒューマニズムの唱導者とも呼ばれたタゴールの思想は、混沌の時代であったインドの社会と民衆に大きな影響を与えました。本書は、ベンガル語で書いた詩をタゴール自らが英訳して編んだものです。愛と人生について綴られた強く大らかな抒情詩は、時をこえて心に響きます。
"わが心よ、平穏が別れの時を甘美なものにするように。それが死ではなく完成となるように。愛は思い出のなかに、痛みは歌のなかに溶けて行くように。"
発行:未知谷
発行年:2024年
サイズ:四六判
ページ:160p