土を耕し、種を蒔き、芽が出て、成長する。
生命が循環する庭に身を置き、自然に没頭することで、私たちの中のトラウマや喪失感から再生する力が生まれていく。 バビロンの空中庭園、戦争中の塹壕ガーデン、刑務所でのガーデニング、病院における庭の役割。精神医学、心理学、科学などの深い知見と著者自身の体験をもとに、多様な視点から庭の真髄に迫ります。少し先の未来のことを教えてくれる庭。その庭と対峙することによって自己を取り戻した人びとの物語。
発行:築地書館
発行年:2021年
サイズ:四六判
ページ:419p