読書の時間を守るための静けさが約束された店「本の読める店 fuzkue」の店主、阿久津隆さんによる読書日記第6弾。2019年5月から2019年9月までの日記がまとめられています。
ベルンハルト、吉田健一、乗代雄介、ウィトゲンシュタイン、イ・ラン…。さまざまな本を読み、生活し、そのことをただ書きとめる。生活と本とが境目なく流れ、それらがすこしずつ身体へと組み込まれていく営みの豊かさが、一頁一頁に満ちています。日々をそのまま閉じ込めた圧倒的な厚みからは、物体としての本の存在が感じられます。
挿画:内山ユニコ
発行:NUMABOOKS
発行年:2023年
サイズ:A6判
ページ:672p