







造形作家、批評家の岡﨑乾二郎さんは、2021年10月に脳梗塞で倒れました。この本は、それから1ヶ月後、麻痺した右手で描いた40作以上の絵とリハビリの記録が収められています。時間をかけ、少しずつ絵を描きあげながら、自身の身体と心境の変化をくまなく観察する果敢な姿に驚くばかりです。生きることの本質、ものを創るということの核心を目撃するような、これは作品集でもあり示唆に溢れた手記でもあります。
「ストローク(脳梗塞)は僕にとって恩寵でした。
そして深い教えでした。」
発行:ナナロク社
発行年:2023年
サイズ:A5判横
ページ:144p